道路の補修工事

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     「わだち掘れ」という言葉をご存知だろうか。道路の不具合のひとつで、自動車が走るわだちのところが窪むことを言うのだそうだ。これがひどくなるとハンドルをとられるなど交通の安全性に問題が出る。また、窪んだ所が水たまりになって水がはね、沿道の家や歩行者は迷惑だ。

    そこで道路補修工事をおこなう。アスファルトを敷き直すのだが、アスファルトの下にはそれよりずっと分厚い「路盤」と呼ばれる下地がありこれが重要だ。

    今回行った現場ではこの路盤を敷き固める作業が進んでいた。

    世間では「また道を掘り返している」と評判の悪い道路工事である。昨日は悪くなった舗装を取り除くため破砕機がドドドッとあの大きな音を響かせていた。


    道路は、縦断方向の平坦性が悪いと、車が走るに従ってうねったようになり安全に問題があるし騒音が出やすい。一方、わだち掘れは道を横断する方向の凹凸だ。

    イラストのようなプロフィールメーターでくぼみ具合をまず測定する。

    ひび割れも多く発生している道路の故障だ。気を付けて見ると道路にはあちこちにひびが入っている。これも車の重量や衝撃が大きい。また月日がたって、もろくなっているところへ寒暖の差が激しかったり、アスファルトより下にある土台の層がくずれ、その影響が表面に現れてくることもある。


    少し離れた別の工区ではアスファルトを敷く作業が進んでいる。

    アスファルトの表面温度は初め百五十度ほどもあるが、作業員はその上に乗り、断熱性のある靴で作業を行う。夏の暑さは言うまでもないが、冬は運んでくるアスファルトの温度管理をうまくしておかないと早く冷めすぎて良質の舗装に仕上げることができない。


    「季節を問わず温度管理は大切ですね。アスファルトが運ばれてくる間は休憩もとらずにやり終えなあかんから、キツイときも多いです」


     タオルで汗をぬぐう。「まあ、慣れてますけどね」笑い声も工事車両の機械音にかき消されがちだった。

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    *かつて雑誌連載した記事から。

    これは単行本(ビレッジプレス刊)では収録できなかった「直す現場」の仕事です。短く書き直しており、イラストも一部を再録しています。


    洋服のリフォーム

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      「春は入学とか就職のシーズンですから、入学式のために、あるいはお母さんのスーツをサイズ直しして就職する娘さんに、という方もおられますね」

      今の娘さんが、お母さんの古い洋服を着ますか? と尋ねてみたが、「たくさんおられますよ。やっぱり良いものは良いですから」

      と直し人はいう。


      店舗はリフォームブティックと銘打っており、持ち込みのお客さんの依頼を受ける。

      婦人服しか扱わない店もあるが、ここは婦人服、紳士服、両方ができる。


      作業室に入れてもらうと、ずいぶん広いので驚いた。作業机がずらりと並び、三十人近い人たちがミシンに、アイロンに向かっている。

      かつてはこのあたりに洋服屋さんが多かったが、オーダーの仕事は最近ぐっと減った。それで以前は仕立てをしていた人がリフォームの仕事をするようになっている。「だから手は確かなんです」。


      たとえば上着の袖丈、スカートのウエスト、パンツの丈つめなどの寸法直しが主だが、襟の形を変えるとかダブルをシングルにするなどデザインを変えることもできる。


      また、「ツキ取り」という直しがある。背中にたるんだようなシワが寄ることがある。これも寸法をうまくつめることで無くしてしまう。


      仕事はまずほどく事から始まる。カミソリで見る見るうちにほどかれていく。作業机にはそれぞれ蛍光灯が付いているから手元は明るい。ミシンが多種類設置されているが、ミシンなしの平らな机で手縫の作業をしている人も多い。


      針はこの仕事の命のようなものだが、その管理には大変気を使っている。

      「あってはならない事なんですが、納品したものに針が残っていた、ということが起こり得るんです」

      そこで、イラストのように針にネームを入れ、終業時には数を確かめるなどでミスのないようにしている。


      仕上げはアイロンである。直して多少ぎこちなかった所やボタン穴をふさいだ所などがアイロンをかけることによって落ち着き、完成する。

      あとはお客さんが受け取りに来るのを待つばかりだ。


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      *かつて雑誌連載した記事から。

      これは単行本(ビレッジプレス刊)では収録できなかった「直す現場」の仕事です。短く書き直しており、イラストも一部を再録しています。


      電柱工事の続き

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        先日の続きで電柱の建て直し工事がありました。電力線の張り替えと古い電柱を抜き取りして撤去する。 やり方は改善に改善がくわえられているはずで、チームワークで作業がすすむ。プロの仕事らしい魅力。機材、装備を詳しく取材してみたい。

        パンクしゅうり

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          1986年に絵本「パンクしゅうり」を描きました(かがくのとも212号・福音館書店・絶版)読者と同じ幼稚園くらいの子の自転車がパンクします。自転車屋さんへ行ってその修理の様子を終わるまで見つめる、修理工程を描いています。
          今でもその本を覚えていて言ってくださる方があります。
          僕自身が子供のころ近所の自転車屋の店先であきずに眺めていた記憶が元でした。出版社の編集者と「あれはいい」ということになり「絵本を見たら修理ができるくらい手順を詳しくイラストにした絵本をつくろう」となりました。今でも50年前と手順はほとんど変化していません。

          電柱の建て直し

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            きのう近所の電柱の工事がありました。
            古くなり傾斜の可能性があるため新しい電柱を建てるとのこと。数ヶ月前から予告されていたことでした。
            だが昨日はあいにくの雨。「中止だな」と思っていたが予定通り実施するとのこと。重機が数台やってきた。よほどの豪雨でもない限り出来るという。
            事故防止などに配慮が必要だと思いますが慣れているのでしょう。
            その仕事人ぶりに感心しました。

            包丁を研ぐ

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              打刃物工房・源利平 山東(みなもとのとしひら、さんとう)さんは、包丁などの研ぎ・修理をされています。ずいぶん前ですが取材に行かせてもらって「直す現場」に収録しています。
              山東さんはこのたび大阪・通天閣の近くに移転して新しい店舗と工房をかまえました。刃物を、研ぎや修理をする人間の目でも厳選して販売しているそうです。

              スリッパを直す<個人のちょっと修理>

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                安井さんのスリッパ
                自宅のスリッパを直したことについて書いている安井健二さんのホームページを見てください。

                この丁寧な手作業。それにこちらも。

                最近お知りあいになったデザイナーの安井健二さんはHPで本業の作品のほか、個人生活のいろいろなことを書いておられます。このトイレのかぎも良い直しです。それに本人が楽しんでいるのが伝わってきます。


                バッグの修理屋

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                  大阪に、その名もズバリ「バッグの修理屋」さんがあります。
                  「直す現場」にも登場してもらったバッグづくりのプロ、明石整峰さんによる整峰バッグ工房の一部門として修理をしています。
                  実績20年以上、3万点のバッグをよみがえらせてきました。
                  直すことは作ることであると感じさせてくれる工房です。

                  古材を使う-つづき

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                     同じリフォーム住宅で、こんなのもあります。
                    (昔書いた記事より)
                    引き戸の取っ手です。
                    近寄って見ると、こんな形。
                    それは違い棚にある筆返しのところを、
                    縦に使ってあるのでした。

                    古材を使う

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                       (昔書いた記事より)
                      家をリフォームするのに古い梁(はり)や柱などを使ってする実例を見せてもらった事があります。古材だけでは無理なので、ほとんどは新しい木材を使っているが、その家の建て替え前にあった材料を使うのです。
                      イラストの黒いのがそうです。使える材料を使うのは不思議ではないし有効活用です。
                      見た目にはチグハグな印象もあるが、その家の歴史を見せてもらっているようで良いものですよ。


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                      「直す現場」

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                      ビレッジプレス
                      ●「週刊朝日」に書評が載りました:週刊朝日2011年6月10日号書評-ビジネス成毛塾「直す現場-昔ながらだが、未来を先取り」
                      ●月刊誌「天然生活」2011年8月号にこの本の紹介が載りました。器修理人の黒田ゆきこさんが推薦してくれています。
                      ●ブログに書評が載りました:六本木つれづれ:モノを創る人、直す人はもちろん、使う人にもおススメ
                      ●月刊誌「清流」2011年11月号に筆者のインタビュー記事が載りました:特集:直す--命を吹き込む、慈しみの心--

                      「パンクしゅうり」


                      かがくのとも212号 百木一朗さく(1986年11月 福音館書店)
                      5〜6歳児向けに自転車のパンク修理の一部始終を描いた絵本。品切れにつき今は販売されていません。

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