道路の補修工事

そこで道路補修工事をおこなう。アスファルトを敷き直すのだが、アスファルトの下にはそれよりずっと分厚い「路盤」と呼ばれる下地がありこれが重要だ。
今回行った現場ではこの路盤を敷き固める作業が進んでいた。

世間では「また道を掘り返している」と評判の悪い道路工事である。昨日は悪くなった舗装を取り除くため破砕機がドドドッとあの大きな音を響かせていた。
道路は、縦断方向の平坦性が悪いと、車が走るに従ってうねったようになり安全に問題があるし騒音が出やすい。一方、わだち掘れは道を横断する方向の凹凸だ。
イラストのようなプロフィールメーターでくぼみ具合をまず測定する。

ひび割れも多く発生している道路の故障だ。気を付けて見ると道路にはあちこちにひびが入っている。これも車の重量や衝撃が大きい。また月日がたって、もろくなっているところへ寒暖の差が激しかったり、アスファルトより下にある土台の層がくずれ、その影響が表面に現れてくることもある。
少し離れた別の工区ではアスファルトを敷く作業が進んでいる。
アスファルトの表面温度は初め百五十度ほどもあるが、作業員はその上に乗り、断熱性のある靴で作業を行う。夏の暑さは言うまでもないが、冬は運んでくるアスファルトの温度管理をうまくしておかないと早く冷めすぎて良質の舗装に仕上げることができない。
「季節を問わず温度管理は大切ですね。アスファルトが運ばれてくる間は休憩もとらずにやり終えなあかんから、キツイときも多いです」
タオルで汗をぬぐう。「まあ、慣れてますけどね」笑い声も工事車両の機械音にかき消されがちだった。
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*かつて雑誌連載した記事から。
これは単行本(ビレッジプレス刊)では収録できなかった「直す現場」の仕事です。短く書き直しており、イラストも一部を再録しています。
- 2012.04.20 Friday
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- 23:43
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- by momoki.i 百木一朗






(昔書いた記事より)
(昔書いた記事より)
